Robert Fripp
(G、Mellotron、Peter's
Pedal Harmonium、Sundry Implements)
Mel Collins
(Flute、B-Flute、Saxes、Vo)
Boz (B、Lead Vo、 Choreography)
Ian Wallace
(Ds、Perc、Vo)
Peter Sinfield (Words、Sounds、
Visions)
<Guests>
Keith Tippett
(Piano)
Paulina Lucas (Soprano)
Robin Miller (Oboe)
Mark Charig (Cornet)
Harry Miller (String
B)
71年12月発表。クリムゾン史上最も美しい作品、隠れた名盤扱い的要素が強いアルバム。前作からゴードン・ハスケル、アンディ・マカロックが抜けイアン・ウォーレスとボズ・バレルを迎え入れる。音楽的には東洋的思想をジャズで解釈した感じ。ボズのボーカルは哀愁漂いなかなか良い(歌詞の意味はあまり理解してなかったようだが・・・)。このアルバムではメル・コリンズが頑張っておりフリップの演奏は影をひそめている。美しいアルバムとは裏腹に、フリップ以外のメンバーがブルースやR&Bを基調とした演奏を好むためメンバー間に対立が生まれる。個々が暴走し当時の彼らのライヴは非常に暴力的だった。その分緊張感も凄い。平和や愛を理想とするピート・シンフィールドとフリップの間にズレが生じこの作品を最後にクリムゾンの思想面を支えたシンフィールドはバンドを去る。そしてフリップ以外の他のメンバーも全て脱退。クリムゾンは一旦終焉を告げる。
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